自分流の作詞のコツを見つけるヒントはここに!?|作詞本読書会レポ


作詞ゼミ

こんにちは、ホムラSTAFFの林です。
作詞をちょいかじりの林が作詞愛MAXの作詞家昆真由美さんが出会って生まれた作詞ゼミ。

6月23日(土)に、番外編の作詞本読書会を開催しました。
昆さんから教えてもらう講義スタイルは、もちろん学べることもたくさんあるし、自分たちの歌詞が添削される課題ワークショップもやりがいがあって、すごく楽しい。なんなんだけど、作詞のおもしろさや奥深さは、まだまだ違う切り口でもあるハズ、なんて思いながら、企画した回。

この作詞ゼミの中で、初の読書会の形式でどうなるのか…。
レポート記事です。

おもしろくならないワケがない!

とは言っても、過去に、僕は何度か小説の読書会をおこなった経験もあり、おもしろくなる予感は十分にありました

  1. あつかうテーマが、参加してる人みんなの興味のある内容
  2. 普段、話したくても話すチャンスのない
  3. 対象となる本がおもしろい

この3つが重なってる読書会は必ず盛り上がるという持論があるんですが、今回もまさに全部あてはまる内容だったので、僕のグダグダの司会進行でも楽しい会になってよかったです。

今回、とりあつかった課題本は「作詞のための8の極意」

作詞ゼミ

流れはこんな感じでした。

————-
ごあいさつ
自己紹介
ハイタッチ自己紹介
ごくせん方式
休憩
読書会
アンケート
————-

普段は講師の昆さんも参加者として参戦!合い間合い間に、懇親会のような雑談もしながらの回となりました

ちゃんと時間をとって、楽しく自己紹介

この作詞ゼミ、毎回、時間をかけておこなってることのひとつが自己紹介。

早く本編に入りたい!という参加してくれてる人の気持ちも分かりながらも、時間を用意しているんですが、それは、作詞は、自分の内面をさらけ出す行為だと思っているから。

いい歌詞とは、説明をする歌詞ではなく、感情を伝える歌詞なんだというのは、この作詞ゼミでもよく言われることです。そして、今回の課題本に登場する人たちも書かれていました。

そのためには自分の中の感情や、自分の中に生み出したキャラクターの感情を、ウソのない形でわかりやすく表現することが必要で。 そんなジブンの分身のような歌詞を伝えあう場になるのだから、お互いのことを知っているという安心感を生み出した方がリラックスできていいなと思い、毎回、ちゃんと時間をとって、ちょっと変わった自己紹介を楽しくおこなうようにしています。

今回はハイタッチ自己紹介で、ハイタッチをしてから、本の中で面白かったこと、近い作詞家について語ってもらいました。 (ちなみに、ハイタッチをしてても、必ずしもハイテンションになる必要はありません…笑)

「ごくせん方式」というゲームにチャレンジ

そして、おもしろかったのは、「ごくせん方式」という名のゲーム。

これは今回の課題本「作詞のための8の極意」の本の中で、いしわたりさんが書かれていた作詞トレーニング法のひとつで、お互いにイメージが結びつかないような2つの単語の組み合わせを用意し、それを題材にしてどういう物語の元にその状況が生まれたのかを想像するというゲームです

今回は、このような単語のカードを用意し、組み合わせのお題を作るところからスタート。当たり前ではない組み合わせのお題を作るのがなかなかむずかしい。。。

作詞ゼミ

みんなで話し合った結果、

作詞ゼミ

作詞ゼミ

作詞ゼミ

本の例であげられていた「駐車場」×「バク転」というお題に加え、いくつか用意した単語をみんなで組み合わせて、「大雪」×「フラダンス」、「時報」×「ラブレター」というお題も含めた3つのテーマでの物語づくりに挑戦することになりました!

この組み合わせだけでも、なんかおもしろい物語が生まれてくる予感がプンプンしますね

「駐車場」×「バク転」のお題の場合の例

「駐車場」×「バク転」から生まれる物語、これを読んでるみなさんだったら、どんな物語を想像するでしょうか・・・?

参加してくれたあるひとは、ジャニーズでデビューを目指す若手男性アイドルが主人公で、駐車場で練習に励むという物語を考え、ある人の考えた物語は、似たシチュエーションなんだけど、その男性を外から恋心を持って眺めてるという物語だったり、ある人は部活のシチュエーションだったり、もっと別の切り口の物語だったり。。。

考える時間は、たった1-2分の時間だったのに、出るわ出るわの物語の幅の広さと、妄想力と、物語を作り上げるスピードに驚きました

そして、聞くたびに、あぁそんな発想があるのか!と発見と驚きがあって面白かったー。

物語が生まれる瞬間に立ちあうってこと自体が楽しかったし、考える人によって、登場人物や視点の位置、設定が異なっていて、誰一人として同じ物語を描いていないのが、すごいなぁと。

紙とペンがあれば、どこでもできるゲームなので、作詞家を目指している人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。

共通の法則があり、それぞれのスタイルがある

そして、休憩のあとは、いよいよ本の感想を語り合う読書会。

作詞ゼミ
作詞ゼミ
作詞ゼミ

写真は、今回の読書会のために用意した資料(読んでいない人でもイメージができ、また読んだ人もスグに思い出せるように見出しとページ番号を書いてます)

読書会では、それぞれの参加者が本の中でおもしろいと思ったことを語り合ったり、また、気になるところを昆さんに聞いてみたりと、たくさん作詞トークをする時間になりました。

中に登場する8人の作詞家の方たちは、十人十色で、それぞれオリジナルなスタイルを作りながら、作詞を追求されていたんですが、今日の参加者のみなさんも同じで、みんなそれぞれにおもしろがっているポイントや大切にしている点が違うんだなぁということが見えてくる時間で楽しかったです。

この本を読んでみて、自分はこの作詞家のスタイルが近いんじゃないか?なんて、未来に向けた指針のようなものが見えてきてもおもしろいですね。

ここからは個人的な感想

本を読んですごく刺さる言葉はたくさんあったんですが、吉元由美さんの『自分を知ることが言葉に力を持たせる』という言葉は、すごく好きな言葉だなと思いました

作詞に正解はないと思うんですが、この本を読み、たくさんの人に届く歌詞を作るという意味では、自分を知るということが、もしかしたら、一番の近道なのかもしれないなぁなんて。
僕の場合、インスピレーションを受けるのは漫画派だったんですが、ドラマ派の人もいれば、俳句や少女漫画という人もいて、もうそこからオリジナリティがあふれてる気がします。

そんなこんなで2時間たっぷり作詞トークをして終了。

「作詞のための8の極意」、本当におもしろい本で、自分流の作詞術を見つけるのにも役立つと思うので、ぜひ、作詞に興味のある方は、読んで見てくださいね。

作詞ゼミ
作詞ゼミ

以上、作詞ゼミ番外編のレポートでした。

※今回参加してくださった方から、これまでの作詞ゼミで紹介した本の紹介を教えて欲しい!というお声をいただきましたので、追って、紹介させていただきますね。

次の作詞ゼミの日程はまだ決まっていないので、決まりましたら連絡させてもらいます。

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